■地域のITSの取り組み
中国地方整備局管内の地域ITSの取組みは、VERTIS(現:ITS Japan)のモデル地区実験で岡山地域が選定されたことから、平成8年から「岡山県ITSモデル地区実験」がスタートし、以下の地域ITSメニューを実施しています。
●世界初のバス到着時刻予測システムの実用化(岡山市)
●駐車場情報のホームページでの情報提供(岡山市)
●簡易駐車場システムの開発(津山市) ●CATVを活用したTraffic Channelによる情報提供(岡山市)
●峠における雪情報等の道路情報の提供(岡山県)
また広島地域においては、平成10年から以下の地域ITSメニューを実施しています。
●駐車場情報のホームページでの情報提供(広島市)
●路面電車の到着予測システムによる情報提供(広島市)
●高速バス運行情報の提供(松江⇔広島)
●トライアングル情報提供(広島市、呉市、東広島市)
これから、中国地方の地域ITSを推進していくために、中国地方整備局に「ITS推進会議」を設立(H12.3.28)、民間企業を主体とした「中国ITS研究会」が設立(事務局;中国経済連合会) (H12.11.10)、また、各県毎には、「地域ITS推進協議会」が設立されています。これらの推進体制を背景に、中国地方整備局は、「access2010」によるビジョンを提示(H13.4.25)し、「快適・便利〜身近な生活シーンへの応援」、「交流・連携〜交流連携による個性ある地域づくりの支援」、「安心・安全〜安全でゆとりのある道路空間の創出」、「やさしさ・環境〜交通環境のバリアフリー化支援」の4つのビジョンを策定し、今後の地域ITSを推進して行く予定です。
◆中国地方整備局の4つのビジョン
【vision1】身近な生活シーンへの応援
快適なライフスタイルや、生活の中で発生する問題の解消や、更なる便利をITSで応援します。
例)
>>> 「i−location」
[バスロケーションシステム]
・岡山市〜玉野市 国道30号線路線バス
・呉市営バス
・広島−松江間高速バス
・萩市循環バス「まぁ〜るバス」
[路面電車ロケーションシステム]
・ひろでん「グリーンムーバー」
>>>「i−park」
[簡易型駐車場案内システム]
・岡山後楽園
・津山市
[路側板連動型駐車場案内システム]
・広島市
・呉市
・岡山市
>>>「i−visit」
[地域観光情報提供システム]
・「道の駅」の情報キオスク端末での情報提供
・浜田冬期道路情報提供システム
>>>「i−drive」
[道路情報提供システム]
・道路情報提供システム(中国地方整備局管内)
・道路管理情報共有提供システム(広島、呉、東広島)
【vision2】交流連携による個性ある地域づくり支援
ITSにより地域格差がなく、必要な情報を入手できるような仕組みをつくり、地域づくりを支援します。
例)
>>> 「i−visit」
[地域観光情報提供システム]
・「道の駅」の情報キオスク端末での情報提供
・浜田冬期道路情報提供システム
【vision3】安全でゆとりのある道路空間の創出
災害時における正確でリアルタイムな状況の把握や、ドライバーの安全運転の支援をITSで行います。
例)
>>> 「i−drive」・・・・・・・・ 安全で快適なドライブ
[道路情報提供システム]
・道路情報提供システム(中国地方整備局管内)
・道路管理情報共有提供システム(広島、呉、東広島)
【vision4】交通環境のバリアフリー化支援 歩行者・身障者の支援をおこなう歩行者ITS、環境負荷を軽減するため公共交通の支援を行います。
例)
>>> 「i−transit」
[公共交通経路案内システム]
・紙屋町シャレオiセンター公共交通経路案内システム
>>>「i−walk」
[経路案内システム]
・紙屋町シャレオ地下街の経路案内システム
[歩行者ITS]
・福山入船地下道歩行者ITS
|